Q1.
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どのような仕事(処理)をしているのですか?
各市町から収集されたり、家庭や事業所から直接持ち込まれた資源ごみを"資源化する業者"や"指定法人"に引き取ってもらうまでの処理(圧縮梱包をして、ストック〔貯留〕しておく)を行っています。
また、住民の方々にリサイクル意識を持ってもらえるように、学習や実体験(紙すきや廃材を使った工作など)のできる施設を利用してもらうなどの広報活動をしています。(フローチャート)
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Q2.
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どんなものがリサイクルされているのですか?
@びん類、A缶類(アルミ・スチール)、BPETボトル、Cその他プラ(容器包装プラスチック類)、紙類(D段ボール紙、E紙パック、F新聞紙、G雑誌)の8種類を収集し、再資源として利用しています。(R3.4月現在)
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Q3.
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1日に持ち込まれるごみの量と、1日の処理量はどれくらいですか?
【比較】→処理実績へ
■1日の処理能力14.6t/5時間
(→内訳:施設概要:リサイクルプラザ)
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Q4.
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処理にかかる費用はいくらですか?
【比較】→処理実績へ
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Q5.
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どんな資源ごみが多いですか?
【比較】→処理実績へ
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Q6.
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再生したら、何ができますか? 日本容器包装リサイクル協会HP
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〔びん類〕 【ガラスびんリサイクル促進協議会】
■生きびん(リターナブルビン)
→ 洗浄及び消毒(殺菌) → 何度でも、そのまま〔びん〕として再利用される。
■カレット(細かくくだいたガラス)
→ ガラス工場で溶かして、再成型 → 再びガラス製品に生まれ変わる。 |
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〔缶類〕
■アルミ缶 【アルミ缶リサイクル協会】
→ 熱を加えて溶かして、再成型 →再生缶やアルミサッシなどの製品になる。
■スチール缶 【スチール缶リサイクル協会】
→ 熱を加えて溶かして、再成型 → 再生缶やスチール製品になる。 |
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〔ペットボトル〕
■ PETボトル 【PETボトルリサイクル推進協議会】
→ 破砕(8o角)、洗浄して、混ざっている他の素材取り除く、これを乾かしたものがフレーク
→ フレークを加熱し小さなつぶ状(ペレット:運搬・貯蔵が容易になる)に加工する
→ 繊維(ロープや作業服等)、プラスチック製品(洗剤容器や文房具、果物パック等)などに再生利用する。 |
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〔容器包装プラスチック類〕 【プラスチック容器包装リサイクル推進協議会】
■再生利用する場合
→ 異物を取り除いて → 粉砕、洗浄する → ペレットなどに加工する
→ プラスチック製品(建築用資材や文房具、日用雑貨:ごみ袋等)に再生利用する。
■サーマルリサイクル(燃料として利用する)の場合
→ 製鉄所や化学製品を作る工場の高炉で、エネルギー源として利用する。 |
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〔紙 類〕 【紙製容器リサイクル推進協議会】
→異物(ビニール、プラスチック、他)を取り除く
→破砕し、巨大なミキサーにかけてどろどろに溶かす
→洗浄(インク抜き)・殺菌する
→ パルプ原料として再生紙を作る (ロール状の大きなもの)
→ 加工して再利用
■段ボール紙 : 段ボール紙に。 |
■紙パック : 紙質がよいので、上質紙(ティッシュ・トイレットペーパー、コピー用紙等)に。 |
■新 聞 紙 : 新聞紙、雑誌、ボール紙(菓子箱、絵本等)に。 |
■雑 誌 : 雑誌、マンガ本、ボール紙(菓子箱、絵本等)に。 |
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Q7.
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分別を間違っているごみはありますか?
たくさんの方が分別に協力をしてくれています。
しかし、まだ、正しく分けられていないものや中身の残ったままのプラスチック容器やびん類、缶類、ペットボトルなどがあります。
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Q8.
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地域全体のごみの量に対して、焼却処理するごみの量と資源ごみの割合はどれくらいですか?
資源ごみは、全体の約4.6%(重量比較)
月平均の全体ごみ量は、
H28年度・・・可燃ごみ:1,021t(87%)、粗大ごみ50t(4%)、資源ごみ:102t(9%)、合計:1,173t
R1年度・・・可燃ごみ:998t(87%)、粗大ごみ:59t(5%)、資源ごみ:94t(8%) 合計:1,151t
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Q9.
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どうしてごみを洗うのですか?
なぜ分別をするんですか?
ごみじゃないからです。
混ぜて捨ててしまえばごみですが、分別すると再資源化物として利用できる資源です。
■びんや缶を洗ったら、たくさんの水が汚れるんじゃないんですか?
びんや缶を洗うために、水道から出る流水をジャブジャブと使わないでください。
洗い桶に溜めた水でゆすいで、中身が残っていない状態になれば十分です。
環境に関する問題〔水(海や川・雨など)、空気(大気)、ごみ・資源、生態系(生き物)など〕は、全部がつながっている問題なのです。
水を大事に使うことも、ごみを減らして資源を大切に利用することも、きれいな自然を保ち 地球を守るために必要なことです。
資源を有効利用するため(ごみを減らすため)に、3R運動(さんあーるうんどう/スリーアールうんどう)というものがあります
Reduse(リデュース):ごみの発生抑制(最後まで使う)
・・・修理、手入れをして長く使用できるものを選んで使う
Reuse(リユース):再使用する(一度使用して不要になったものをそのままの形でもう一度使うこと)
・・・リターナルビン、詰め替え用容器の使用等
Recycle(リサイクル):再資源化、ごみを原料としてとして再利用する
・・・■びん→溶かして成型→ガラス製品
・・・■紙→溶かして(パルプ化)→製紙→再生紙
・・・■缶→分別→溶かして成型→缶、その他金属製品 etc・・・
環境について分かりやすく紹介してあるホームページです。参考にしてください
→ :ELCネット環境情報提供システム(独立行政法人 国立環境研究所)
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Q10.
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リサイクルできないものは、どうするんですか?
汚れがひどいものや正しく分別できていないものは、リサイクルすることができません。
とてももったいないのですが、選別ラインで除けられて可燃ごみや不燃ごみの施設に搬入して処理をしています。
リサイクルできないものを、直接持ってこられた場合は、持ち帰って分別をするようお願いしています。
また、収集所へ出されている場合は、収集をせずに〔収集できない理由〕を貼って残しておきます。
できるだけ多くの資源を再利用するために、家庭で正しく分別をするようお願いします。
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Q11.
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缶のリサイクルできないものはどんなものですか?
中身の残っているものは再利用できません。中身の残らないように、使い切って水洗いをしてから出してください。
スプレー缶は、穴をあけていないと収集・処理するときに危険です。必ず、使い切って、穴を開けてから出してください。
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Q12.
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どうやってかたいペットボトルなどをつぶすのですか?
圧縮する機械でつぶします。
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Q13.
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どうやってアルミ缶とスチール缶を分けているのですか?
アルミ缶とスチール缶は磁選別機 及びアルミ選別機(風力選別機)で選別されます。
スチール缶(鉄)は永久磁石にくっつけて回収し、アルミは軽いので、風力選別機(風の力で吹き飛ばして分ける)で選別します。
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Q14.
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空き缶はどうやって四角い形にするのですか?なぜ、四角く固めるのですか?
容積を減らして形をそろえてたくさんの資源化物を保管したり、運びやすくするため、機械で圧縮してブロック状に成形します。
缶類のほかに、PETボトル、その他プラ(容器包装のプラスチック類)もブロック状に梱包しています。
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Q15.
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四角いかたまりは1日で何個できるのですか?
四角いかたまりは何キロぐらいなのですか (空き缶何本分くらいあるのか)?
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品種:缶 類 (アルミ)
重さ/(1ブロック):約8kg(350mlの缶 約500本)
大きさ(p):25×60×12p
1日に・・・約25ブロック作ることができる。
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品種:缶 類 (スチール)
重さ/(1ブロック):約25kg(コーヒーの缶 約830本)
大きさ:25×60×25p
1日に・・・約15ブロック作ることができる。 |
品種:PETボトル
重さ/(1ブロック):約10kg
大きさ:40×60×30p
1日に・・・約25ブロック作ることができる。
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品種:その他プラ
重さ/(1ブロック):約230kg
大きさ:100×100×100p
1日に・・・約2〜3ブロック作ることができる。
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Q16.
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リサイクル法について簡単に説明してください。
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「容器包装リサイクル法」について
〔背景〕 日本はこれまで大量生産・大量消費により発展を遂げてきました。今日の経済の発展をもたらしたのは、そういった経済の発展こそが第一目標であるという思想に基づくものでした。しかし、その大量生産・大量消費によって生み出された廃棄物は増大し続け、限りある最終処分場の容量や清掃工場の増設が困難な事態となってきています。
そこで、まずは廃棄物の減量をはかるため、廃棄物の発生の抑制。次に廃棄物として出されたものを再資源化する(リサイクルにまわす)ことが重要であると認識されはじめました。特に一般廃棄物の中でも容量で約6割をしめる容器包装廃棄物(ナイロン・ビニール系の袋や容器、紙製容器等)については、早急な処理が望まれるようになったのです。
〔概要〕 リサイクル法は、消費者・自治体・事業者の責任を明確にしたものです。
消費者が分別し、自治体が回収する。事業者は製造、利用した分の責任を課せられます。
容器包装リサイクル法は平成9年から施行されていましたが、平成12年度から対象物と対象者が拡大されました。
“容器包装廃棄物”の大半は、分別収集により再生利用することができ、限りある資源の有効活用が図れます。
また、リサイクルを進めることにより、いろいろな問題のある従来の「燃やして埋める」処理を少なくすることができます。
●リサイクルに関する法律は、
他に「自動車リサイクル法」「家電リサイクル法」「食品リサイクル法」「建設リサイクル法(産業廃棄物)」があります。(→参照:リンク)
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Q17.
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リサイクルという問題は、いつ頃から問題にされるようになったのですか?
そのきっかけは、どのようなことがあったからですか?
「容器包装リサイクル法」は、平成7年度に国により制定されました。平成9年度に施行。平成12年度からは更に拡大されました。
高梁地域事務組合(当事は高梁広域事務組合)としては、リサイクル法の制定を受けて平成12年4月より、リサイクルプラザの運転を開始しました。
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Q18.
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最近、商品にリサイクル商品のマークが付けられているが、いつ頃からつけられるようになったのですか?
識別マークといいます。識別マークには2種類あります。
@「識別マーク」(プラ、紙、アルミ、スチールの4種類)…プラスチック・紙・アルミ・スチールの分別収集が容易となるよう、「容器包装リサイクル法」で識別表示が義務付けられました。
A「プラスチック材質識別マーク」(三角形の中に1〜7までの数字の入ったもの)…1989年に米国プラスチック産業協会(SPI)が制定。
プラスチック廃棄物の効率的な分別を行うためにつけられている表示 (PETボトルは番号=1)
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【プラスチック材質識別マーク】
1.ポリエチレンテレフタレート:PETボトル、ビデオテープなど
2.高密度ポリエチレン:レジ袋、バケツ、灯油缶など
3.ポリ塩化ビニール:ラップ、ホース、農業用ビニルなど
4.低密度ポリエチレン:ポリ袋、農業用シートなど
5.ポリプロピレン:食品容器、収納容器、風呂桶など
6.ポリスチレン:トレイ、トロ箱(漁箱)、おもちゃなど
7.1〜6以外のプラスチック、複合素材 |
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Q19.
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処理した資源ごみを売ればいくらのお金が入りますか?(トン当たり)
クリーンセンター全体・事務所について ・・・Q3参照 (トータル額)
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Q20.
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資源ごみを売って儲かる金額は処理経費の何%ぐらいに相当しますか?
約28%(令和1年度)
(参考)令和1年度 処理経費 : ¥41,974,880-
資源化物処理料(収納分): ¥11,871,975-
資源化物処理料(支払い): △¥135,466-
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Q21.
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空き缶を売ったお金は、どうするのか?
資源収集品目には、缶類のように処理をするのにお金がもらえるものと、お金を払って引き取ってもらうものがあります。
空き缶などを売ったお金は 他の資源収集品目を処理したり、施設を修理したりするのに使われます。
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Q22.
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トン当たり処理経費が年によって違うのはなぜですか?
それぞれの品種によって引き取り料等が異なります。だから、処理する品種の量が変化すれば処理経費も変化します。
それに、年度によってそれぞれの資源物の引取り先の事業所や引取りの価格も変わります。
また、収集してこられた資源化物の質の検査で、引き取りの際にかかる費用が決まります。
良好な状態(=家庭や事業所から正しく分別されて出てくるものが多い状態)であると、支払わなければいけない経費は低くなります。
このような様々な状況が変化することによって、毎年の処理経費なども変わります。
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Q23.
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昔はどうやってリサイクルしていたんですか?
不燃ごみとして捨てられたものを、細かく砕いて→磁石で金属(鉄)を選びだす→金属(鉄)を再生業者へ引き渡す。
(これは、現在も行っています→燃やせないごみの処理方法)
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Q24.
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スーパーやコンビニで集められている缶やペットボトルもクリーンセンターが集めるのか?
お店に設置されているごみ箱のごみなどは、クリーンセンターが集めに行くことはありません。
そのお店ごとにごみを処理する業者に頼んでいるのかもしれませんので、お店の人に聞いてみてください。
※家庭からでるごみ〔ごみステーションに出されたごみ〕の収集は、高梁市・吉備中央町が担当しています。
(クリーンセンターは収集を行っていません)
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Q25.
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びんをリサイクルして道路にするということを勉強しました。どうやって、道路にするのですか?
カレットに特殊な接着剤を混ぜて、道路に敷き詰めます。(リサイクルプラザの駐車場・玄関前舗装)
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〔びんのリサイクル方法 〕
●生きびん(リターナブルビン)
→ 洗浄・殺菌などして、そのままの形で生きびん
(リターナブルビン)として再利用する。
●カレット(砕いたガラス)
→ ガラス工場で溶かして再成形し、再生ガラス製品
として利用する。
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Q26.
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処理をしにくいのは、どんなごみですか?
ルールを守れていないものです。
分別せずにいろんな種類のものが混ざっているごみは、機械の故障の原因にもなります。
クリーンセンターは、高梁市・吉備中央町で暮らすみんなの施設なので、大事に使ってください。
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Q27.
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ごみを処理する機械が壊れるとどうなりますか?
修理をしなくてはいけません。
修理費がたくさんかかります。そうすると、市町民の方々(お父さんやお母さんたち)の負担が増えてしまいます。
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Q28.
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どうして、ごみを細かく分けてだすのですか?
できるだけ、環境(動物や植物などの生態系)に悪い影響を与えないように適切に処理して、再利用できるものは資源として利用するためです。
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Q29.
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処理をしていて困ること・大変なことは?
・びんや缶など、きれいに洗っていないものが混ざっていること。(中身が腐っていたり、嫌な匂いがしたりします)
・処理できないものが混ざっている(違う種類の資源収集品目が混ざっている)
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Q30.
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分別をするのに、特に心がけることは、どんなことがありますか?
各市町から出されている分別の表に従って、きちんと分別してください。
危険物(農薬や火薬、穴を開けていないスプレーなど)は出さないようにしてください。
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Q31.
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資源ごみをだすときに、私たちはどのようなことに気をつければよろしいか?
・缶類、びん類、PETボトル、容器包装プラスチック、紙パックなどは中身が残らないようによく洗うこと。
・割れたびん、危険物などは混入しない。
・複数の種類の資源化物を混ぜない。
・収集や処理をする人が、危険や不愉快な思いをしないよう心がける。
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Q33.
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ごみを出す人へのお願い・注意点は?
市町ごとの指示に従って、分別してから資源ごみを出してください。
飲料用の容器(びん類・缶類・紙パック)は、中身が残っていないくらいまで洗っておいてください。残っていると中身が腐ります。
☆収集するのも処理をするのも人間の手です。危険や不快だと思うような出し方はやめてください。
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高梁地域事務組合*質問と回答*リサイクルプラザについて*
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