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資源収集品目の再生


資源ごみとして各市町から集められた資源収集品目は、どのようにしてリサイクルされるのでしょうか?
*資源収集品目* (財)日本容器包装リサイクル協会  http://www.jcpra.or.jp/

そ の 他 プ ラ
 (容器包装プラスチック類)
プラスチック容器包装リサイクル推進協議会 プラスチックでできた入れものや包むもののリサイクル
 平成15年度から資源ごみに加わったその他プラスチック類。PETボトルと同様に、近年増えてきているごみです。
 対象は
プラスチック製の容器(商品用の入れもの:袋、パック、パッケージ や 梱包材など)です。
 安定した物質のため、腐敗や劣化をしにくく、自然界では分解されないので砕いて埋立処分をしても土には帰りません。 
 また、プラスチック系のごみは発熱量(カロリー)が高いため、高い温度が必要なごみ発電や鉄工所の高炉などでのサーマルリサイクル(燃料として利用)をするのに向いてます。しかし、小さなごみ処理施設で大量に燃やすと焼却炉を傷める原因にもなっています。
 クリーンセンターでは、
   →プラスチック製の容器を
[その他プラ](容器包装リサイクル法に該当するプラスチック類)、
   →小さなプラスチック製品を[可燃ごみ] 
に分別してもらうことでバランスを取っています。(以前は埋立ごみ → H20.4.1 可燃ごみに変更)


【 対象となるもの 】
@ パック類
 弁当・惣菜、卵などの容器

  
A ボトル類
 液体調味料・洗剤などの容器

  
B カップ類
 カップ麺、乳製品などの容器
  
C チューブ類
 薬味・調味料などの容器
  
D トレイ類・緩衝材
 精肉・鮮魚、果物のトレイや緩衝材(ネット・シート)など
  
E 袋 類
 レジ袋、詰め替え用洗剤や化粧品などの袋、商品の外装など

  
F その他
 ふた・ポンプ・スプレーなど

  
 
プラマークの表示がある
容器が対象です。
(商品用の入れもの)
 容器包装に使われる主なプラスチック類
  PE・・・ポリエチレン
  PP・・・ポリプロピレン
  PS・・・ポリスチレン
  PET・・・ポリエチレンテレフタレート
  PA・・・ポリアミド
  PVC・・・ポリ塩化ビニル

 他に、これらを混合したものや張り合わせたものが多く使われています。
   【 分け方・出し方 】
     ■異物・危険物を取り除く

        竹串、つり針、ライター、剃刀、はさみなどのキケンなものが多く混入されています。
              ごみを捨てる人・集める人・処理をする人 全員が怪我をする可能性がありキケンです 
絶対に混ぜないでください。

       ※汚物(使用済みおむつや生理用ナプキンなど中身の残った弁当容器や調味料なども混ぜて捨ててあります。
              腐ったり、同じバッグの中に出された”きれいに分別して出しているもの”にまで汚れがうつってリサイクルできなくなってしまいます。
              汚物や残飯は
[可燃ごみ]へ、プラマークのついた容器は水洗いして[その他プラ]

     
中身を空にして、汚れが残らないように軽く水洗いする
         油の容器は、汚れが取れにくく他の資源ごみに汚れがうつりやすいので[可燃ごみ]へ。
          歯磨き粉・接着剤・絵の具などのチューブは、汚れが取れにくいので[可燃ごみ]へ出してもよい。
      [その他プラ]以外のプラスチック製品は・・・
            ※プラスチック製品(おもちゃ、文房具、調理用具等)[可燃ごみ]へ。
            ※30センチ角以上の大きなプラスチック製品(おまる、衣装ケース、遊具等)[粗大・不燃ごみ]へ出してください。
参考:高梁市:広報 『ごみの分け方・出し方 マナーは家庭から』  ※吉備中央町(旧 賀陽町)も同様に分別してください。

【 収集・リサイクルプラザでの処理 】
 ●資源ごみの収集
  各家庭で分別して、ごみステーションに出された〔その他プラ〕を専用容器に入れて
  高梁市役所および吉備中央町役場のごみ収集車が集めて回ります。
 ↓
  ●リサイクルプラザ
  各ステーションから収集されたその他プラは、専用容器に入れた状態のまま積み降ろします。
    → 受入ホッパに投入。

    → 作業員が手作業で選別。   →混入物は取り除く。
 
    → それぞれストックヤードに保管しておきます。
                  (資源化する業者へ引き取ってもらうまで)


  ※ここから下は、再生工場での作業になります。リサイクル方法や作られる製品は、主な例です。
        (リサイクルプラザから資源ごみを渡す再生工場は、それぞれの種類ごとに毎年変わります。)


プラスチック擬木   
   植生マット
【 その他プラのリサイクル 】  マテリアルリサイクル (再資源化する)
再生工場 ・・・資源品から、再生原料をつくる工場
  〔再生の方法〕
  @粉砕(8o角くらいの小片に切る)
  A洗浄し、不純物を取り除く (フレーク
  Bフレークを加熱して溶かす。(または溶剤で溶かす。)
        →小さな粒状に加工する(ペレット
         →大きなかたまりに加工する(インゴット
     フレークペレットインゴットの状態だと、運搬や貯蔵が容易になる。
  →さらに加工して、製品を作る。
  ■建築用資材・・・粉砕して、モルタル混合剤(保湿・保温効果に優れている)
  ■発泡スチロール・・・再び発泡スチロールなどの緩衝材に加工する。
  ■プラスチック製品・・・ビデオカセット、文房具、合成木材などに加工する。

【 その他プラのリサイクル 】  サーマルリサイクル (燃料として利用する)
火力発電所や鉄工所の高炉など ・・・高い温度での燃焼をする
  〔再生の方法〕
  2〜5o程度のチップ状に細かく砕く。
  圧縮して固形化
  高温での作業を行う工場(焼却炉)で、燃料として利用する。
油化

【 その他プラのリサイクル 】  ケミカルリサイクル (化学的に分解させることで再利用)
ケミカルリサイクル再生工場 ・・・資源品から、再生原料をつくる工場
  〔再生の方法〕
 【油化】・・・石油に戻す(還元した石油は、化学工場などでの原料や燃料として利用する。)
 【高炉還元剤】・・・製鉄所の高炉で鉄鉱石から鉄を作る際、コークスの代用に利用する。
    ※コークスの役割・・・@高い発熱量で炉内をおよそ2000度の高温にする。 A鉄鉱石に含まれる不純物を除去
     B酸化した鉄鉱石から酸素を吸着する還元剤
 【ガス化】・・・化学原料にする
     (アンモニア・メタノール・酢酸 などを化学合成して、化学工場などでの原料や燃料として利用する。)

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※不適物・・・それぞれの資源収集品目以外の混入物
 
  ※資源物再生の方法は、業者によって異なります。
  (ここにあげた例は、おおまかなものです)
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