将来の出費に備えて
人生の3大支出
生活する上で、毎月の定期的な支出、年数回の臨時支出など様々な支出があります。将来に予定される大きな出費についても事前準備すれば慌てずに過ごすことができます。必要な金額を試算して、目標に向けて計画的な資金準備を始めてください。
1.教育資金
子ども一人あたり大学まで公立を進むと平均約1000万円かかります。近くに大学がないと下宿代が追加されます。
2018年度から奨学金の給付制度が始まりました。他に教育資金の贈与、ジュニアニーサ(児童手当含む)の活用など対応が考えられます。早めの準備とお子さんと話し合うことが大切かもしれませんね。
2.住宅資金
土地付き注文住宅を購入すると岩手県平均約2900万円かかります。人口減少の中、空き家も増えています。釜石市においても売家情報が提供されています。リフォームして住む方が安い場合もあります。
新築住宅又は中古住宅を購入する場合でも、資金計画を立てましょう。できれば中古住宅は、購入前にホームインスペクション(住宅診断士)の診断を受けている場合、是非内容を確認しましょう。
購入時に各種税額控除もありますので支出する前に、利用できる負担軽減策を探してみてください。
3.老後資金
現在生活している生活費が基本です。平均年齢が延びており、100歳までは資金が枯渇しないよう資金計画を作成するのが無難です。預貯金、年金及びその他金融資産を確認の上、不足する場合はサラリーマン時代(老後の前に)に資産を蓄える必要があります。足りない場合には、定年退職後も仕事を見つけて収入を得る必要があります。また、健康を維持することが老後資金減少を遅らせることができます。
大規模住宅修繕や不意の出費も考えられます。余裕資金が欲しいところです。
(100歳-定年退職年齢)×年生活費+余裕資金=欲しい老後資金