2024公的年金財政検証について
公的年金は世代間扶養により成り立っています。現在は将来の現役世代の負担を過重なもののとしないため、一定の負担範囲内で給付水準を自動的に調整する仕組み(マクロ経済スライド)が行われており、物価上昇より若干低い伸び率で公的年金が支給されています。
財政検証はすくなくとも5年ごとに行われています。2024年は4つのケースで検討されています。
そのうち、過去30年投影ケース(4ケース中、下から2番目)ではマクロ経済スライド終了年が
厚生年金 2026年、基礎年金 2057年
となっています。
厚生年金はマクロ経済スライドの終了年がもうすぐ来る感じですが、基礎年金は30年程度先といったところです。
マクロ経済スライド期間中は実質手取りは減ることから、基礎年金の比重が大きい方は特に少しづつ減ることを認識つつ生活することが大切となります。厳しいですね。