悪魔のトリル | 調音の違い |
悪魔のトリル | 2013.12.28 | |
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年末にはお約束で第九とかこうもりとかを聴きたいところですが、CDが見つかりません(^^; 最近は車の中で川畠成道さんのアルバム「アヴェマリア」を聴いています。 その中で一番のお気に入りが、表題の「悪魔のトリル」。 作曲者のタルティーニが夢の中で悪魔に伝授された、という曲です。 彼の演奏は、悪魔に「もっともっと!」と急き立てられている情景が目に浮かぶような演奏です。 その焦燥感というか切迫感というか緊張感というか、不安な響きが曲調とマッチして、いいのです。 どうしてこんな情景が浮かぶ演奏なのか、じっくり分析しながら聴きました。 車の中でじっくり聴くのは危険だと重々承知してますが、ついつい耳を傾けてしまいます(^^; わかったこと。 切迫感を感じる箇所は、以下の特徴がありました。
トリルを早出しし、かつ、ぎりぎりいっぱいまで弾く事で、悪魔に急き立てられるような雰囲気を出していたんですね。 とても好きな演奏です。 「アヴェマリア」は彼がメディアに取り上げられた頃に買ったCDで、彼の2枚目のCDでした。 2000年の発売。 もう10年以上経ってたのかぁ。 視覚障害というハンデがあるのでオケとの共演は無理だろうと思っていたら、Vn協奏曲のCDも複数出ていました。 いろいろチャレンジされているんですね。 急き立てられるような曲調はゆっくり運転したい時には不向きですが、暫く聴き込もうと思っています。 |
調音の違い | 2013.12.21 |
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久々の音楽ネタです。 最近、車の中でスーザン・ボイルのファーストアルバム「I Dreamed a Dream」を聞いています。 数年前にイギリスのTV番組「Britain's Got Talent」に登場した際の動画がYoutubeの再生No.1記録を出し、一躍時の人となった彼女。 もっさりした垢抜けない田舎のおばちゃん的な風貌からは想像もつかない美声と歌唱力の持ち主です。 その後、アルバムを何枚も出して、その度に垢抜けてきましたね。 49歳までの人生を母親の介護に費やしたという彼女の新しい人生が、この先も輝き続けることを願っています。 さて本題。 いつも鼻歌交じりにCDと一緒に歌っているのですが、小さな音になったり暖房の音がうるさくて聞こえなくなることってあるじゃないですか。 そういう時は頭の中で歌い続けながら続きを待つのですが、いざ聞こえ出すと、必ずスーザンの音程が低い。 というか、私の音程が高いんですね。 スーザンはバックと音程が合っているんだもの。 これって調音の高さの問題だと思うんですよ。 私は長年のオケ生活で、442HzのA音による音程が耳に染みついています。 なので、自然にその音程で頭の中の音を鳴らしているようです。 スーザンのCDは、たぶん440Hzでの調音なんだと思う。 一度音程が低いな、と思うと、その後ずっとムズムズします。 もうちょっと高い音程で歌ってほしいんだけどな〜。 無理な注文とは思いつつ、CD聴く度に思います。 ということで、昨日から車の中のCDをヴァイオリン小品集に変えました。 音程が私の鼻歌とぴったり合って、気持ちいい〜♪ あっ、スーザンを否定しているわけじゃないですよ。 実際、12月頭にスーザンのCDをまた注文したところです。 日本語版ではなく輸入盤にしたので(だって1000円以上安いんだもん)、届くのは年明けになるようです。 「オペラ座の怪人」に挑戦したCDとのことで、届くのを楽しみにしています。 |