今月読んだ本 | 多分、crochetをレース編みと訳してる |
今月読んだ本 | 2013.01.31 |
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ジル・チャーチルの主婦探偵シリーズの既刊分を読了しました。 次の話が出版されるのはいつかなぁ。待ち遠しいです。 |
多分、crochetをレース編みと訳してる | 2013.01.10 |
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編物する気にならない夜は、主婦探偵ジェーン・シリーズを読み返しています。 前回読んだのが10年以上前なので、推理小説としての部分はうろ覚えで楽しめるし、なによりアメリカの中流家庭の生活を垣間見れるのが醍醐味です。 昨夜読んだのは、シリーズ第6作「地上より賭場に」。 普段の生活を離れたリゾート地でのお話です。 ジェーンの親友で隣人のシェリイの夫、ポールが投資を考えているリゾート地におまけで招待されてやってきたジェーン一家と彼氏のメル。 楽しい休暇を過ごすはずが、系図学者とリゾートオーナーが殺され、テンヤワンヤ───。 前回読んだ時もひっかかったのが、オーナー夫人の編み物。 寒いリゾート地だし読んだ雰囲気では毛糸編みなのに、レース編み、と訳されている。 なぜ??と腑に落ちないでいたのですが、最近自分が英文パターンを編むようになったことで、この訳の理由を推測できるようになりました。 多分、訳者はcrochetをレース編みと訳してるんですね。 日本人の多くが編み物は全てknitだと思っているけれど(私もそうでした)、英語ではknitは棒針編みで、かぎ針編みはcrochetです。 多分、オーナー夫人は毛糸をかぎ針編みしているのでしょう。 そう推測し、やっと腑に落ちた次第です。 原書をあたれば一目瞭然なんでしょうけどね。 なお、オーナー夫人、黄色の段の次にショッキングピンクを持ってくるセンスの持ち主です。 リゾートを経営できるタイプじゃないってことがよくわかる、うまいエピソードだと思いました。 海外作品では、地域コミュニティに毛糸編みがよく出てきます。 思えば、ミスマープルも編み物の傍らで推理を働かせていたのでした。 ミスマープルは棒針編みのイメージがあります。 このイメージは正しいのかな? どなたか、ミスマープル物の原書を読んだ方いらっしゃったら、教えてください。
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