1.経歴
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銀行勤めから家業を継ぎ現在では地球環境に貢献している点で誇りが持てる。 |
2.家の造り方の変遷 |
材料を吟味した家を建てる時代から、家を買う時代に移行。無垢の木から、安い新建材の時代に。 |
3.梁材の変遷
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戦前には地松が梁材として使われていた。戦後の住宅大量生産時期に地松が量的に少なくなり米松にその座を奪われた。現在はその米松の品質が悪化し欧州パイン集成材に移行いる。 |
4.松材の現状 |
数量が減ってきている。中国地方は松食い虫の被害により産地とは言えない状況になっていて、現在の産地と言えば東北地方挙げられる。 |
5.県北の製材所の特徴 |
「桧の柱(3m)だけ」とか「桧の柱(6m)だけ」とか小い製材所を特化させることにより無駄を少なくし、供給単価をさえること成功した。結果、美作の市場を全国的な地位に押し上げることになった。この時鈴鹿製材は地松専門の道を選び現在に至る。 |
6.松の強度 |
赤松が最強で黒松、米松の順となる。 |
7.松の赤み |
赤みは芯材で強度的に強い。(組織は死んでいるので安定していて、含水率も低い)白みは辺材で強度的に弱い。(組織が生きていて不安定で含水率も高い) |
8.松の需要 |
目の詰んだ赤みが神社・仏閣(厳島神社とか錦帯橋)の改修に求められる。 |
9.山を買うなら |
「山を買うなら北向きの山を買え。」日差しによる土壌条件の差。 |
10.含水率 |
切ったばかりの松は140%程度。人工乾燥で20%以下にして出荷する。 |
11.カビ |
夏場に切った松には必ずカビが生える。そのため防カビ剤の薬品処理をする。ただし人工乾燥する場合は防カビ処理を必要としないので健康的にも安心である。。 |
12.ヤニ |
松にはヤニがある。山の南面の松はヤニツボを多く言われる。そこでヤニの処理方法をひとつ。
1.茶渋で茶托、茶盆等を手入れするのと同じ方法で日本酒で材面を手入れすればヤニとり、割れ防止両方の効果が期待できる |