旧海軍飛行機プラモデル5ページ
旧海軍飛行機(陸上攻撃・爆撃機)


旧日本海軍の陸上基地航空部隊の打撃力の中心に君臨した機種です。
日本海軍は、陸上基地から進撃して来る敵艦船を遠く洋上で撃滅する作戦を考えていました。

ここの最新作は、1番下の試作高性能長距離陸上攻撃機『連山』4号機仕様です。

 三菱 九六式陸上攻撃機21型 (G3M2) 美幌空所属機
有井製作所 72分の1 製品番号 No.5 定価 1000円

 中型陸上攻撃機として昭和11年6月に採用され、11型34機が生産されました。その後、発動機と砲塔を改修した21型が343機生産され、
日華事変の主力として活躍。さらに火力強化と高速化をはかった22型、昭和15年には23型が完成し、太平洋戦争全期間使用されました。(1936〜45)

全幅 25.00m、 全長 16.45m、 全高 3.685m、
全備重量 7600kg、 最高速度 373km/h、 (乗員5名)
武装 7.7mm旋回銃3門 (前上方、後上方、後下方) 
 (生産・中島) 九六式陸上攻撃機23型 (G3M3) 元山空所属機
LS 72分の1 製品番号 1019 定価 700円

 22型では、21型の発動機を金星45型に換装し、胴体後上方円筒砲座もブリスター式20mm機関砲で強化しました。さらに、左右側面銃座増設による防御力の強化が図られています。三菱が22型で生産を打ち切り、その後は中島が引継いだ昭和17年8月に制式採用。23型は、
発動機を金星51型に換装した他は、基本的に22型と同じ仕様でした。(1942〜45)

全幅 25.00m、 全長 16.45m、 全高 3.685、
全備重量 8000kg、 最高速度 416km/h、 (乗員7名)
武装 7.7mmx4、20mm単装x1

 三菱 一式陸上攻撃機24型丁 (G4M2E) 第721空 K708所属機
長谷川製作所 72分の1 製品番号 CP8 定価 3200円

 96式後継機として、海軍の要求は航続力の増加でした。その為、主翼内部を油密構造にしたインテグラルタンクを採用。さらに空気抵抗が少なく、搭載力を増加させる葉巻型の胴体にしました。しかし、主翼に1発被弾しても発火する防御力では・・・。(1939〜45)

全幅 24.89m、 全長 19.63m、 全高 4.11m、
全備重量 15000kg、 最高速度 437km/h、 (乗員7名)
武装 20mm旋回銃2門、 7.7mm旋回銃4門
 三菱 キ−67 雷撃機 『靖国』 飛行第98戦隊所属機
有井製作所 72分の1 製品番号 53022 定価 1500円

 昭和17年12月に試作1号機を完成させ、
陸軍の四式重爆撃機『飛竜』として製式採用されました。運動性能が良いので、昭和19年1月には海軍指揮下のもと陸軍搭乗員に訓練を施し、機体も陸軍機『飛竜』なのですが海軍側では『靖国』と呼称されています。(1944〜45)

全幅 22.50m、 全長 18.70m、 全高 4.8m
全備重量 14.000kg、 最高速度 537km/h、 (乗員6〜8名)
武装 機首・尾部・胴体両側13mm旋回機銃各1挺、胴体上部20mm旋回機銃1挺
 三菱 試作特殊防空戦闘機(キー109) 飛行第107戦隊所属機
有井製作所 72分の1 製品番号 53023 定価 1500円

 
(靖国の比較用に転載しました) 上の雷撃機型『靖国』同様、陸軍四式重爆撃機『飛竜』(キー67)を改良して、機首に75mm砲を搭載した防空戦闘機型です。この他にも、タキ−1−U装備電波警戒機型・特別攻撃機ト号機型・桜弾装備型・特殊航続距離延長型などを含め『飛竜』型は合計606機が生産され、四式戦闘機と共に最も活躍が期待されました。しかし、空襲で生産があがらず、沖縄失陥以降は本土決戦用に温存されていました。
 空技廠 陸上爆撃機 銀河11型 (P1Y1) 梓特別攻撃隊三区隊機
タカラレヴェル 72分の1 製品番号 S36 定価 1200円

 昭和15年、一五試双発陸上爆撃機の開発を空技廠に指示。空技廠では、独自に開発していた
Y−20と称する航続距離記録を狙っていた機体をベースに、開発に着手します。試作機は、昭和17年6月に完成しますが、誉エンジンの不調など手直しが進まず、制式採用は19年10月になりました。夜戦など改造機種が多岐に亘ります。(1943〜45)

全幅 20.00m、 全長 15.00m、 全高 2.15m
全備重量 10.500kg、 最高速度 546km/h、 (乗員3名)
武装 機首下部・電信席7.7mm旋回機銃各1挺
 上記『銀河』のH−6胴体側方探索用アンテナが良く見える位置で撮影しました。胴体上部中央の円形ループアンテナは、ク式空3号無線方位測定器のもので、一式陸上攻撃機などにも装備されていました。機首下部は3式空6号無線電信機の八木アンテナで、海軍では幅広く使用されていたようです。世界で唯一の『銀河』を保存しているポール・E・ガーバー保存修復施設で写された写真がありますが、機首・胴体上部・胴体側方のアンテナが付いていました。機首のアンテナは、『梓特別攻撃隊』でも、区隊長以上の機体には装備されていたそうで、側方アンテナも同様だと思います。

★梓特別攻撃隊隊員、銀河搭乗員戦没者の御冥福を祈ります。
 中島 陸上攻撃機 連山 (G8N1) 復元された試作4号機
長谷川製作所 72分の1 製品番号 K003 定価 1200円

 昭和18年初頭、海軍は4発機『深山』の製作経験を持つ中島飛行機に対して、
設計呼称「N−40」と名付けた4発長距離攻撃機の試作を特命します。第1号機は19年10月23日に初飛行に成功。以降、4号機は完成しますが、戦局の推移と材料不足などから飛行させないまま開発中止、程なくして終戦となりました。(1945)

全幅 32.54m、 全長 22.935m、 全高 7.20m
全備重量 26.800kg、 最高速度 593km/h、 (乗員7名)
武装 20mm連装旋回砲3門(上下後)、13mm旋回銃2挺(両側各1挺)

大型爆撃機の『富嶽』なども製作したい機種ですが、存在しているのか知りません。
存在するのであれば、情報提供を御願い致します。