【魔法使いハウルと火の悪魔】 著:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
                 徳間書店

帽子店を営む父親が亡くなり、路頭に迷うハッター一家。意地悪な継母のファニーは、三人娘のうち実子末っ子マーサに将来の期待をかけ〈折れ谷〉の魔女フェアファックスさんの元に送り込む。残りの次女レティは〈がやがや町〉にある〈チェザーリのパン屋〉へとご奉公。長女は何をやっても上手くいかないとのジンクスと抱える長女ソフィは父親から継いだ高級帽子店で継母ファニーにこき使われながら若い身空を無為に散らせている。

そんな薄幸の美少女ソフィに降りかかるさらなる不幸。
まるで、身に覚えのない言いがかりを受けた上〈荒れ地の魔女〉に呪いをかけられて90歳の老婆にされてしまう。
失意のソフィは、あてもなく家を飛び出し〈がやがや町〉の北にある丘陵地を彷徨う内に若い娘と喰らうとの噂がある、北の丘陵地にある大魔法使いハウルの〈空飛ぶ城〉に迷い込んでしまう。
魔法使いハウルの〈空飛ぶ城〉で家政婦として働きはじめたソフィは、若い娘を喰らうと噂されるハウルの孤独で不器用な優しさにふれ次第に引かれていく。

そして、ハウル自身も〈荒れ地の魔女〉によって、呪われた運命を背負っていた。
やがて迫り来る〈荒れ地の魔女〉の陰。真実の姿と呪われた運命を断ち切るためにソフィとハウルは手と取り合い〈荒れ地の魔女〉へと立ち向かう。

90歳の老婆にされた、18歳の少女ソフィと、孤高の魔法使いハウルの切ないラブストーリー

ウソ、と言うか、脚色入ってます。

気になられた方は直接読んでくださいね。

「しょうがないだろ、長女だもの!」
「くだらない!あんたはただ、考えが足りないんだよ」