【文身】
文身とは、屍体聖化のために、屍体の胸部に朱や墨をもって×印を書き込むことをさす。また、古代では罪人は、その罪を神に購うために顔面に墨を施された。
平たくいちゃえば、入れ墨なんだけど、日本の唐獅子牡丹のような具象的なものではなく。もっと抽象的な文様です。波紋、雷紋、渦巻きといったシンプルなラインの繰り返し文様は見ていると直接、識域下に働きかけてくるような奇妙な目眩を感じます。
完璧に自分の趣味に走ってますが、黥面の申公豹が描いてみたかったらしいです。寒水にさらされ漂泊された白、いろあせた薄墨の黒、ベンガラの赤。