【蓮喰い人】

lotus-eater : 意味 「夢想家」「怠惰に暮らす人」

お盆に蓮の花を見ていて、蓮の花を描きたくなりました。ミッフィーのようにシンプルな描線と色になっていますが、これは、けして手抜きではございません。ええ、けして。

【蓮喰い人】を描くに当たって、蓮について、色々調べていたのですが、蓮は形の美しさ、泥の中から咲き上がるその神秘性から、世界各国、特に印度、エジプト、中国、などで、神聖な花として崇められているんですね。
そう言えば、封神演技のナタク太子も蓮の精ですし、お釈迦様が座ってる台座も蓮華でした。
【lotus-eater】その、響きの面白さもさることながら、意味が「夢想家」だったり「怠惰に暮らす人」だったりするから、ますます、想像が広がります。
まさに、「夢想家」の名にふさわしい。
原典は、オデッセイアの蓮の実を食べて、浮き世の悩みを忘れてラリってたところから来ています。

そう言えば、「lotus」どっかで、聞いたことがあると思ったら、一昔前の表計算ソフトにありましたね。今はエクセルに取って代わられているような気もしますがロータス123。このソフトを開発したロータス社の「lotus」も実は蓮の花への思いから付けられたらしいです。

「夢想する」花。綺麗なだけじゃなく、なかなか奥が深いです。

で、なんで陽子なのかは、花には陽子が似合うから。「怠惰に暮らす人」なら一見、尚隆向きですが、尚隆に花は似合いません。珠晶でも、絵的には合うのですが、現実主義の珠晶じゃあね。
考えると、最も似合うのは、「夢想家」の景台輔なのでした。