【椿姫と花岡童子】 版権物のカップリング絵って、どれだけの人が見て楽しめるのか疑問に思うことがある。元ネタを知らない人にとっては、訳の分からないモノだろうし、元ネタを知っている人にとっては、これ又、自分の中にあるイメージとはそぐわないモノかも知れないしで。 椿はその散り際の潔さと言うか、あっけなさから武人には忌み嫌われる花。壬生屋の前世での俗名が椿とは、その‘贄’的な立場を表していて意味深。 ちなみに「椿」ですが、岡野版「陰陽師」の「白比丘」での椿の使われ方が、もう秀逸。(女の血で、赤く染まった椿が、雪の白さに溶けていく様子とか) |