【君の中の一番フシダラな貴女へ】

全てをさらけ出して淫らになったていいよ
それもきっと君の一部分さ
感情隠さないで劣情むき出しにして 裸の君を僕に預けなよ
ここで 全てをさらけだして声を上げたっていいよ
それもきっと君の一部分でしかないから
まさぐる指先で貪る唇で 僕の体に君の跡を残して
君も見たことのない君の姿を
今すぐ引きずり出してあげるよ
(surface : switch)

ああ、なんて、エロい歌詞なんだろう。
ああ、なんて、エロいイラストなんだろう。
イラスト描かれる方は分かると思いますが、ちゃんとした、エロ画像は、下手をするとノーマルなモノよりも難しいです。嫌悪感を抱かせず、尚かつ使用?可能なモノに仕上げるには、技術が必要なのです。
日本の文化になってしまった、浮世絵だって、その大半は、春画ですし。葛飾北斎だって、鈴木春信だって描いてるぞ。漫画のルーツは絶対、浮世絵でしょう。あと、2、3世紀もしたら、きっと、文化になってるに違いない。
でも、その一方で愚にもつかないエロ画像が氾濫しているのも事実なわけで。難しいです。
はっ、何を、熱く語ってるんでしょうね?
しかも、瀬戸壬生ちゃうし。
おまけは、訳のわからん妄想でどうぞ。

『明日も知れない命だから、抱いて下さい』
と、誘ってきたのは彼女から。
たしかに、あんな戦い方じゃあ、今日の命もおぼつかない。
そして、それは、俺自身にも言えたことだ。
そう言うと、
『虚弱体質の色男のくせに、殺したって死なないでしょう』
と一笑された。

「綺麗だ、本当に綺麗だ。君を」
いままで、何人の女に囁いてきただろう。
月並みで、陳腐な台詞。
言葉は最後まで紡がれることなく、彼女の唇に飲み込まれてしまった。
絡まりあう舌と舌。口の端から唾液が糸を引き、こぼれ落ちた。
剣呑な瞳。
『くだらないこと、言わないで下さい』
全くだ。
言葉なんて、必要ない。
獣のように交われば、それで十分すぎる。
愛情を求めるには、俺は長生きしすぎた。