| 蛇淵の滝、下降場所に駐車場がある。ここで身支度を整え滝へ下降する。蛇淵の滝は3段30m、いづれも容易であるが、上部のみ高度が増すので注意する。Bコース登山道が、横切る所までは小滝が2つ程度で大きな変化はない。ここから少し歩くと、右手の岩壁の間から、3段に流れ落ちる出合いの滝に遭遇する。左右どちらもへつれるが、少し技術を要する。高巻きは左手の草付きを小さく巻くと、2段目あるいは3段目上部へ出る。
最初の小滝群を抜けると、沢は開けて単調になる。再び通常の沢幅に戻り、小滝がいくつか現れる。しばらく登ると、二俣となる。小滝、ナメと超えて行くと、黒々とした大滝15mが現れる。右側の暖傾斜に取り付き中間部まで。上部は滑りそうだが、探せばホールドがあるので確実に登る。小滝を2つ程超え、しばらくは単調となる。やがてハング滝が行く手を阻む。下部がハングしているので左手の草付きをトラバースして落ち口に立つ。すぐに小滝、ナメと続く。6mの滝はスリップにのみ注意してトラバースぎみに登る。これを過ぎると、危険個所はなくなる。小滝も終わり、細々とした水流となり、傾斜もきつくなる。大岩を過ぎたあたりで水は涸れる。沢を忠実に詰めるとBコース登山道に突き当たる。丁度8合目付近であり、頂上までは40分程度である。蛇淵の滝からの、所要時間約3時間。 |
