トップページ/Topix/How to kart

━━━━━━━━━━━━  レーシングカートとは  ━━━━━━━━━━━━


レーシングカートとは、全長約150cm重さ約60kgの車体に100ccのエンジンを積んだだけの乗り物。

サスペンションも無ければ変速ギアも無い。駆動軸にはデフギアも無い直結駆動。ブレーキはリアのみ。

そんな、必要最低限のパーツで構成されているレーシングカーがレーシングカートです。

最高速度は約80〜100km。だが体感速度は目線の低さから、その3倍!

しかもコースが狭くサスペンションがないため走行中の重力加速度は3G。もはやF-1です。

スポーツは色々ありますがGの掛かるスポーツはモータースポーツだけです。

そのモータースポーツで唯一手軽に楽しめるのがレーシングカートです。




レーシングカートの種類

[スプリントカート]
もっともポピュラーなカート。通常レーシングカートと言えばスプリントカートの事。エンジンは100cc空冷2サイクル、ミッションやサスペンションは無し。(遠心クラッチ付きもある。)
[スポーツカート]
主にレンタルカートとして使用。エンジンにはスクーター用の空冷エンジンを搭載し、セルモーターによるエンジン始動、クラッチも装着。レジャー用として気軽に楽しめるカート。
[ミッションカート]
2輪のモトクロス用水冷2サイクルエンジンを使用。6速のトランスミッションが装着。ギア比によりトップスピードは180km/hオーバー現在人気になりつつあるカート。
[スーパーカート]
ミッションカートをより本格的に発展させたのがスーパーカート。フォーミュラカー並のボディカウルを装着。走るコースはTIや鈴鹿などの四輪サーキットコース。


誰もが出来るモータースポーツそれがレーシングカートです。

F1なみのスピード感。心に響くエキゾーストノート

乗ってみたい。でも、どうすればいいだろう?

このページは、そんなあなたをサポートします。

さあ、キミも始めよう!



信号旗の種類と意味



@国旗
競技開始


A緑に黄色の山形
ミススタートである。再度スタートを行なう。


B赤旗
すべてのカートは安全確保しながら即時完全に停止せよ。


C白旗
サービスカー(救急車)がコースインもしくはトラック上にある。


D青旗
少なくとも1周以上遅れで追い越されようとしている者に示される。
(静止)後方より速いカートが近づいてきているので現在の進行方向を保持せよ。
(振動)後方より速いカートが近づき追い越されようとしているのでその者に進路を譲れ。


E黄旗
(静止)危険である。追い越しを禁止する。
(振動)非常に危険である。停止準備せよ。


F赤縞の入った黄旗
(静止)前方路上に油あり。
(振動)すぐ近くの路上に油あり。


G緑旗
競技続行せよ。障害は除去された。


Hオレンジディスクを付した黒旗
指示された番号のカートの、技術的トラブルに対するピットイン命令。修理後、再出発できる。


I黒旗
指示された番号のカートのピットイン命令。かつ当該ドライバーは競技長まで出頭せよ。


J対角線で、黒と白に分けた旗。
君の非スポーツマン的行為に対して、最後の警告である。


K黒と白のチェッカー旗
競技終了。



基礎知識

[ 燃料 ] 燃料は混合です。ガソリンはハイオクガソリン、オイルは鉱物油、植物油、化学合成油さまざまです。合成油は、酸化し難いため頻繁に使用しない場合は重宝します。余った燃料も、きちんと密封さえしていれば半年経っても使用できます。
※添加剤の使用はレギュレーションにより禁止されています。
[ エンジン始動 ] エンジンは基本的に押し掛けです。止める時はブレーキをかけてストールさせます。
押し掛けは、ちょっとしたコツさえ覚えれば簡単です。
※先ず、チョーキングをします。(プラグを外してタイヤを空転させて燃料をキャブレターへ送ります)
@左手でステアリングを持ち、右手でリアバンパを持ち、リアタイヤを地面より浮かせます。
Aそのまま走り、地面に叩きつけるようにおろします。
Bエンジンがかかっても、すぐには乗らず、そのまま5〜10mほど押します。
Cしっかりエンジンがかかったら、カートに飛び乗り、シートに座り加速します。
※エンジンがかかってさえいれば押すのは楽です。
[ エンジン停止 ] エンジン停止はブレーキをかけてストールさせます。
[ キャブレター調整 ] キャブレターには2つの調整ニードルがついています。
マイナスドライバーで調整するのがLoニードルです。頭にT字のつまみがあるのがHiニードルです。これは走行中に調整します。
○Loニードルは低速域から中高速域までをカバーします。
○Hiニードルは高速域でのピーク時の燃料を調整します。



走行前の点検

[ マシンの点検 ] カートをきれいにしている人は速い。それだけ各部に目が向くということで、フレームのクラックや各部のゆるみなどを点検できるから、つまらないリタイヤはなくなる。まず、愛情をもってカートを磨く習慣をつけよう。
[ 服装の再点検 ] ヘルメットのあごひもはきちんと。レーシングスーツのジッパーはきちんと締める。
[ 身体の準備 ] 手足の屈伸、手首足首、首、腰をほぐし、柔軟体操などして身体を軽くしながら、最後の深口乎吸までに心の準備も整えていく。



一般点検整備

[ スロットルペダル ] ペダルの遊びは適切か。ペダルをフルストロークさせたときに、スロットルバルブが全開になるか。
[ 燃料 ] 新しい燃料が十分はいっているか。
[ ブレーキ ] ペダルの遊びと効き具合いは良いか。
[ チェーン ] 張り具合いは適正か、給油は十分か。
[ タイヤ、ホイール ] タイヤ空気圧は適正か、摩耗具合いは良いか。
[ ステアリング ] 作動はスムーズか、ガタはないか。
[ ブレーキ類 ] ブレーキ、スロットルの作動はスムーズか、引掛かりはないか。
[ マフラー ] 取付け状態は良いか、亀裂はないか。
[ 各取付けボルト ] 車体各部、エンジンマウント部等の各取付け部にゆるみはないか。
[ 燃料の漏れ ] フューエルタンク、キャブレターに漏れはないか。
[ 配線コネクタ ] 点火ユニット、イグニッションコイルの接続はよいか。
[ クラッチオイル ] 新しいクラッチオイルが規定量人っているか。
[ クラッチ作動 ] クラッチの断続は良いか。
[ セッティング ] 走行当日のコース状況(コース路面、天候)および練習走行結果によっての、セッティング調整や不具合点の点検整備は完全に済ませたか。



走行テクニック

[ グリッブ走行 ] どこのコースでも走行ラインはほぼ1本にしぼられる。従って初心者や、初めてのコースではそのラインを覚えることが第一である。そして、そのラインとはエンジンが生み出すトルクがタイヤを通じて最も有効に路面に伝わるラインであり、タイヤが流れ出す、ぎりぎりの限界速度を保った止行をグリップ走行という。コーナーでは、アウト・イン・アウトのラインでグリッブ走行を心がける。

[ アクセルワーク ] できるだけ長くフルアクセルの状態にあることが基本。レース中は全開、全閉のくり返しとコーナリング中のカート姿勢とスピードに応じたアクセルワークも必要となる。

[ ブレーキング ] コーナーを曲ることが可能な限界速度まで落とすことがブレーキングであり、その限界速度がどの程度か、またいかに早くその速度に落とせるかを練習することが第一である。
ブレーキングはどのモータースポーツにおいても最も難しいテクニックであり、ブレーキングの上手、下手が即ちテクニックの差であるといえる。
直線部分で完全に減速し終えてからコーナーに進入するのが基本であるが、実戦においてはステアリングを切りながらブレーキングする場合もあるので、練習によって状況に応じたブレーキペダルの踏み貝合を身につけておきたい。

[ 立ち上り ] クリッピングポイントからの立ち上がりは、ふらついたり、リヤが流れたりするとタイムロスになるため、スムーズに立ち上がることが必要である。そのためには適切なラインと、ブレーキング、アクセルオンの操作の関連が重要となる。
タイムを上げるにも、レースで追抜くにも、ブレーキング同様に、この立ち上がりが重要なポイントとなる。そこから、通常のアウト・イン・アウトのラインをやや変形し、早くコーナーの脱出方向にカートを向けて、早くアクセルオンする立ち上がり重視のラインが生まれ、こちらのライン取りの方が主流になっている。



実戦テクニック

[ ローリング ] クラッチ付カートではエンジン始動後、一瞬エンジンの回転を中速以上に回して15-20m位を回転を上げて走り、かぶりをとり、半周くらいはエンジンがかぶらないようにぺースを上げてローリングする。
半周以後はぺースを落とし、後続車の隊列を整えるようにする義務がある。最終コーナーでは充分にスピードを落とし、後続車の隊列が切れないように徐々に立ち上がって、最終コーナを抜けスタートフラッグを待つことに心がける。後続車も列を乱さないように心がける。

[ スタート ] スタートから第1コーナーまで、カートレースにおいては最高に迫力があり、カーターも最も緊張する一瞬である。
きれいなスタートをきって第1コーナーのインのとりあいに入るわけであるが、前列の車はインをブロックして第1コーナーを抜けるように心がける。後統車は自分の後についているカートをブロックしていくと同時に、前のカートを追い抜くためのかけ引きも演じなければならない。あまり前のカートを迫い抜くことに神経を使ってアウトに出たりすると、後続車にインを刺されてしまうことになる。第1コーナーは絶好のチャンスを生む所でもあるが、また危険の大きい所でもある。

[ 追い抜き ] 追い抜きは前車より明らかにスピードが勝っている場合にのみ成立する。同じスピードで迫い抜こうとすれば必ず接触が起きる。あせって追い抜く必要のない時は、相手をぴったりマークし、自分の得意なコーナーもしくは前車の不得意なコーナーに勝負どころをきめて一気に勝負をかけるようにする。
また追い抜きたい時でも、相手と同じ走行ラインをとっていたのでは何周しても追い抜くことはできない。コーナーでの追い抜きには、インを刺して抜く方法と、立ち上りの加速で抜く方法の2つがあるが、走行ラインのような1本のラインはなく、状況に応じて幾通りものラインが考えられる。

[ ブロック ] 前を走る者はまず抜かれないように心がけなければならない。後続車をブロックするといっても、後を見ながら進行してくるラインをブロックするようなことは感心しないし、やるべきではない。このような行為は走路妨害としてペナルティを課せられることにもなる。正しいブロッキングは、コーナーのイン側をブロックしながら、次のコーナーのイン側にむけて走るラインをとり、後統車が追い抜きをかけるようなラインをあらかじめふさいでおくことである。追い抜きのモーションに気がつくのが遅く、後統車が横に並んできた時は既に先行車の負けである。この時点ではいさぎよく進路を譲るようにしたい。



走行ライン

[ステアリング操作]


コーナーリングにおいて注意したいことにステアリング操作があるが、ブレーキング同様、ステアリングを切るということは高速で走ろうとするカに対して反作用となる。従って、ステアリングはコーナーのRと進入スピードに対して、必要最少限に、できるだけ短時間に切ることが基本である。
カートのステアリングはダイレクトだから必要以上に切る必要はない。切り込みすぎると修正のためにカウンターステアをあてなければならないし、時間がゆっくりすぎるとラインをはずれることになり、いずれもタイムロスになる。






[ヘアピンコーナー]

どこのコースにおいても1ヶ所はヘアピンコーナーがある。
ヘアピンは曲り角度がきついため、コーナーの入口と出口はアウトいっぱいのラインをとり、Rを大きくとることが大切である。
タイトなコーナーではエンジン回転も落ちこみ、パワーのないところで回転するため、タイヤにエンジンパワーをくわれないようにグリップ走行を心がける。



[スプーンコーナー]

日本のカートコースにはスプーンコーナーと呼べるものは少ないが、それに似た複合コーナーはよくある。

左図のようなコーナーでは、CP地点を遅らせてAにおき、アウトをB地点において最短距離を結ぶラインで立ち上る。



TOP |  通販ページ |  お問合せ |  見積 |  注文             ※ご注文〜お届けについて