私は、岡山市内にある病院で働いています。
そこには、5つの看護学校から看護士を目指している学生達が実習に来ています。
看護学生以外にも、作業療法士や精神保健福祉士の学生も来ています。

そこで最近の学生をみていて、少し感じていることを書いてみます。
10年程前の学生に比べて少し変化していることがあるように思います。
それは、積極性がないのか?興味がないのか?
質問をしない学生が多くみられること、また、複数人でないと動けないでいつも数人がかたまって動いているように感じます。
さらに、最も気になっているのが挨拶が十分にできていないということです。
朝の挨拶は問題がないのですが、帰りの挨拶について、目上の人、世話になっている人達への挨拶について、
私は、「失礼します」とか「お疲れさまでした」と言うように教わりました。
しかし、今の学生は「さようなら」とか「御苦労さま」という言葉を使っています。
私が間違っているのかもしれませんが、何か違和感を感じながら、学生には「お疲れさん」と言葉をかけています。

こんなつまらないことに疑問を感じるのも、年齢が加わる以上のスピードで頭髪が少なくなっていることと関係があるのか。
つまり、無意識のうちに若い人達に何らかのコンプレックスを感じているのかもしれません。
そういえば、学生も、私の目を見るのではなく、少し上を見ながら会話をする時が多いような気がします。


目線で思い出しましたが、宿保育園で恒例となっているOB会のキャンプに私も参加させてもらっています。
参加の理由は、1年に1度の小さな子ども達との触れ合いが、私にとってリフレッシュのできる場の1つであるからです。
しかし、参加することに悩みもあります。
顔なじみの子ども達はいいのですが、小さな子ども達は私をみて突然現れたおじさんにとまどった表情をするからです。
キャンプの行事の時によくわかります。私に遠慮しておもいっきり遊べていないような気がしています。
今年のキャンプでは、それを強く感じましたので、そろそろ今後を考えないといけないかなとも思っているところです。
しかし、なじみの子ども達には会いたいので、同じ悩みを抱えながら来年のキャンプにも参加するのだろうと思います。

最後に、毎年子ども達を見ていて、大きな子ども達がためらいもなく、まるで兄弟のように小さな子ども達の世話をしています。
とても立派な姿だと思います。その行動をさせているものの1つに宿保育園の暖色系のカラーがあるのではないかと思っています。
その心のカラーが延々と子ども達に受け継がれ、他人の気持ちがわかる人間に成長しているのではないかと思います。

私も、私の子どもが、宿保育園で暖色系のカラーに包まれた子ども達に囲まれて育った事をよかったと思っています。

                                              伊丹 記
                                                       10.22
伊丹のおじちゃんより
        一言いただきました(*^_^*)
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