はじめて 犬島でOB会をしました。
やっと梅雨が明けて、ギラギラとまばゆい夏の陽射しになった頃、OB会に行きました。
今年は、はじめて犬島自然の家を利用させて頂いてのOB会でした。
6年生がしっかり計画してくれた事を、大きい卒園児(者?)や保護者、参加者全員が応援参加し、
それなりにみんなが楽しんで…、の形は例年通りながら、
ギラギラ海辺の太陽をしっかりと浴びながら、
学校跡地の運動場でゲームやドッジボールでたっぷりと汗を流して遊び、
島を探索し、砂浜や岩場で、海草や貝、カニを見つけて遊び、
夜は、天井がガーッと開く天体観測室で、
すご〜い機能の望遠鏡から、夏の天の川・××星座など星の観測をし、感動しながら夜空を眺め…
目を転じて海を見て、海辺の夜景を眺めてまた感動し…と、
犬島ならではの体験もたくさんできました。
犬島は、
戦国時代から江戸時代にかけての築城盛んであった昔から、石の産地として栄えた島で、
一時は5〜6千人もの人が採石の為に住んでいたこともあったとの事で、
アチコチに採石跡がありました。
又、銅の精錬のため、3千人以上の人々で島が賑わっていた時代もあったという事で、
空高くそびえて立つ精錬所の高い高い煉瓦の煙突が何本も立ち並び、いくつもの煉瓦の火入れ口がありと、
その跡はまことに幻想的な風景を残していました。
これらの跡を眺めながら、
そこで働いていたであろう、たくさんの人々の様子や、にぎわい盛んであった頃を 想像しながら、感動とともに、
もののあわれや、世の移り変わりを想い、何とも言えない複雑な心境になりました。
犬島は、現在70人少々の人口となり、子ども達もほとんんどいなくなり、幼稚園・小学校・中学校は廃校となり、
その跡の校舎をきれいに整備し、“自然の家”として、新しい時代にふさわしい、完備された施設となっています。
歴史の島・海や山の自然が一杯の島・時代の流れ、移り変わりに沿って変貌しようとしている島!
この犬島でのOB会が、参加してくれたみんなにとって、どんなものだったのかな〜と思いつつ、帰ってきました。
楽しそうに過ごしていた子ども達一人一人が、何を感じ・吸収し・思い出としたのか、
それぞれに異なることでしょうが、 実りのある事を願いつつ…。
引率を手伝って下さった保護者のみなさま、そしてOBの若者たち、大変お疲れ様でした。
そして、
宿保育園を、OB会を支え続けて下さっているOB保護者のみなさま方、いつもいつも、ありがとうございます。
お陰様で、今年も楽しい、充実した夏の一時を過ごせました。