第5番 無尽山 地蔵寺(じぞうじ) 荘厳院


所在地 〒779−0114 徳島県板野郡板野町羅漢林東5
電 話 088−672−4111  宿坊 なし  遍路用品 なし
開 基 弘法大師  宗派 真言宗御室派
ご本尊 延命地蔵菩薩
ご真言 おん、かかかび、さんまえい、そわか
ご詠歌 六道の能化の地蔵大ぼさつ、みちびき給えこの世のちの世


 弘仁12年(811)に嵯峨天皇の勅願を受けて、弘法大師がこの寺を開く時、一寸八分(約5〜6cm)の勝軍地蔵菩薩を刻んで本尊としました。

地蔵寺仁王門遠景 仁王門 仁王(あ)通常の逆
 
 その後、紀州熊野権現の神霊を浄函上人が2尺7寸の延命地蔵菩薩を霊木で刻んで、大師の刻んだ勝軍地蔵菩薩を胎内に納めた。

仁王(うん)通常の逆 本堂 本堂内の赤提灯

 また、めずらしい水琴窟があり、耳をすますとピーンという澄んだ音を聞く事ができます。
 境内にある大銀杏は樹齢800年でたらちね銀杏と呼ばれている。

大師堂 水琴窟(すいきんくつ) 地蔵像

 嵯峨、淳仁、仁明天皇のご帰依をはじめ、源義経や蜂須賀家などの武将たちの信仰を集めた。

八角堂 大銀杏(たらちねいちょう)
と淡路大明神と鐘
大師像

 地蔵寺で特筆すべきは本堂裏の石段を登った所に奥の院の「羅漢堂」があり、木造の五百羅漢としては日本最大級のものであり、ほぼ等身大なので見る者を圧倒する迫力あるものです。
 
13仏 本堂裏手の奥の院への道(梅の並木)

 羅漢さんとは釈迦の弟子で、人間として最高の境地に達してはいるが仏ではないので、怒ったり、笑ったり、悲しんだりなど人間味のあるさまざまな表情をしています。

紅梅白梅 奥の院遠景

 現在200体ほどらしいが、参拝者の縁のある人に似ている人が見つかると言われています。

釈迦堂 弥勒堂 大師堂

 弥勒堂から入り、釈迦堂を通り、大師堂にぬける通路にならんでいます。

奥の院から本堂をみる 水掛地蔵 椿