第2番 日照山 極楽寺(ごくらくじ) 無量寿院


所在地 〒779−0225 徳島県鳴門市大麻町桧段の上12
電 話 088−689−1112  宿坊 250人  遍路用品 一部あり
開 基 行基菩薩  宗派 高野山真言宗
ご本尊 阿弥陀如来
ご真言 おん、あみりた、ていせい、からうん
ご詠歌 極楽の弥陀の浄土へ行きたくば、南無阿弥陀佛口ぐせにせよ


 弘法大師が無量寿の秘法を結願の日に阿弥陀如来が出現したので、4尺5寸(約136cm)の阿弥陀如来坐像を刻んで安置した。

仁王門遠景 仁王門 仁王門脇の石碑
(不動尊)

 ところが、この像から発する光が遠くの海まで照らして、漁や航海の妨げになるので、漁師たちが阿弥陀如来にお願いして本堂の前に小山を築いて光を遮ったところ、たちまち大漁になったという言い伝えがあり、寺の名前の由来になっています。

仁王 仁王門脇の桜

 その後、天正年間(1573〜1592)の長宗我部の兵火にあって寺は焼失したが、万治2年(1659)に現存する本堂、大師堂とも再建されました。
 
広い境内 弁財天 手洗い所

本尊、本堂ともに鎌倉時代の作で国の重要文化財です。

観音像 釈迦如来像 大師お手植えの長命杉

 境内には、大師お手植えの、幹にふれるだけで長寿に、ふれた手で自分の悪いところをさするとたちまち平癒するといわれる樹齢1100年といわれる長命杉がそびえたっています。

鐘楼 観音堂 仏足石

 長命杉のそばに大きな仏足石があります。
 昔の人は偉い人は大きいというイメージがあるので大きいそうです。

 
本堂への階段 本堂 大師堂

 一人目が難産だった大阪の婦人が次に身ごもったとき、大師が夢に出てきて四国巡拝をすすめた。
 この寺に来た時産気づいたが、産んではダメといわれ、お参りが終わった後に大きな子が無事生まれたので、お礼に大師像を建立した。

水掛地蔵 安産子安大師 一願水掛不動尊

 数々のご利益の逸話のある願掛け地蔵など深い信仰をよせられた寺です。

子授招福大師像 無縁遍路観音像 阿弥陀像と観音像