第80番 白牛山 國分寺(こくぶんじ) 千手院


所在地 〒769-0102 香川県綾歌郡国分寺町国分
電 話 087-874-0033  宿坊 なし  遍路用品 一式あり
開 基 行基菩薩  宗派 真言宗御室派
ご本尊 千手観世音菩薩
ご真言 おん、ばざら、たらまきりく
ご詠歌 国をわけ野山をしのぎ寺々に、参れる人を助けましませ


 天平13年(741)に聖武天皇の勅願により讃岐の国分寺として行基によって開基された。
 
仁王門 ミニ四国霊場 松並木の参道

 弘仁年間(810〜823)に弘法大師が留錫されて、行基作の本尊の千手観世音菩薩(5.3mの大立像)の損傷箇所を修復し堂宇を増築して、80番札所として定めた。
 当時は東西220m、南北240mの広大な寺領をもっていた。

石塔と閻魔堂 七重の塔の礎石 お迎え弁才天

 天正年間の長宗我部の兵火で堂塔のほとんどを焼失したが、本堂と鐘楼だけは難をのがれた。
 慶長年間(1596〜1614)に讃岐藩主生駒一正公により再興された。

千体地蔵堂 北向地蔵

 特別史跡に指定されている境内には、かつて建っていた七重の大塔の礎石14個があり、礎石から一辺10.1m、高さ63mと推測され、金堂跡の礎石33個からは奈良の唐招提寺とほぼ同じ大きさと推測される。

鐘楼 国宝の鐘 金堂の礎石

 この鐘は、もと香川郡塩江町安原の鮎滝(百々淵=どどがぶち)の大蛇がかぶっていたものを、弓の名人の戸継八郎が本尊の千手観音に「一矢が千矢になるように」祈願して退治し、寺に奉納したといわれている。
 
延命地蔵尊とへんろ大師 弁天堂と七福神 弁財天

 鐘の音色があまりにも素晴らしいので、讃岐藩主生駒一正公が時報に使おうと田2ヘクタールと交換して城に持ち帰ったがさっぱり鳴らない。
 また、城中で病人が続出したり、さまざまな怪奇現象がおきた。
 しかたなく鐘を寺へ返した。その時の証文が今も残っている。

本堂 全御本尊梵字入り
お守り腕輪念珠
読経の間本堂正面の縁で
動かなかった僧侶猫(?)

 本尊はケヤキの一木造りで明治34年に国宝に指定され、鎌倉中期建立の本堂も明治36年に国宝に指定された。
 音色が素晴らしいとされる鐘は、昭和16年に国宝に指定された。

春日明神 福龍

 本尊には「弘治三丁六月二十八日四国中辺路同行二人」「大永八年五月二十日安芸宮島一之浦同行四人南無大師遍照金剛」という室町時代の落書きがある。

縁結社 不動明王と大師堂 大師像

 参道両側にはミニ四国霊場の看板があり、四国八十八ヶ所の本尊が並んでいる。

稚児大師と
釈迦如来と仏足石
大師堂 参拝殿(大師堂入口)

 大師堂は多宝塔のような形の鉄筋コンクリート製で参拝殿からお参りします。
 参拝殿の中は売店になっており木彫りの弁財天があり、大師堂の大師も温和な表情です。
 また、参拝殿の地下には千体地蔵も祭られています。

入口のお迎え大師 千体地蔵入口 うすさま明王

 本堂の裏手に当時の伽藍配置模型があるようですが、気がつきませんでした。

願掛け金箔大師 白蛇が住んでいた福松 水掛地蔵尊