1 激しく流れ落ちる滝がピタリととまった
平成13年9月19日
 四国八十八ヶ所霊場の第36番札所(ふだしょ)の青龍寺(しょうりゅうじ) ここで奇跡がおこりました。

 このお寺は、弘法大師が長安の青龍寺の恵果和尚から真言密教を伝授され、帰国する際、真言密教の道具である独鈷杵を東の空になげたものがここの老松にささっており、この地に寺をつくり不動明王の石像を安置したゆかりのあるお寺です。したがって、ここのご本尊は波切(なみきり)不動明王さまです。
 先週の中国旅行の14日の北京の朝が寒かったので少し風邪気味だったのと、15日から18日まで休まずいましたし、中国の山野草茶があわなかったのか、16日にのんだ漢方薬があわなかったのか、17日に病院での注射と風邪薬があわなかったのか、19日の朝の体調は最悪の状態で、はげしい腹痛とむかむかする吐き気と嫌悪感で、お参りでなかったら外出できないほどでした。(9月10日出発、9月11日はアメリカ、ニューヨークの同時多発テロで空港は銃をもった警備など大混乱でしたが、岡山発チャーター便なので予定通りの旅行でした。)
 
 奇跡は、仁王門から本堂の170段の石段の途中にある大きなお不動様のある滝でおこりました。滝の高さはおよそ3メートル位ですが、先週の台風での雨のせいで水の量は多くてすごい勢いで落ちてくるため、ひしゃくをうけても水をはねかえしてわずかしか汲めない状態です。
 
 本堂と、大師堂を参拝した帰りにお不動様のおかげをいただこうと思い、滝の水をいただくためにひしゃくを持つと、もう一本のひしゃくが滝つぼに落ちてしまいました。
 
 取りあえず少しのお水をいただいた後、落ちたひしゃくをそのままにしておくことはできないので、ずぶぬれになるのを覚悟で滝つぼにはいることにして、金剛杖(こんごうづえ)=弘法大師=へんろさんが持つ木の杖をそばの岩ににたてかけて、滝つぼに入ろうとしたその時、いままですごい勢いで流れ落ちていた滝の水がピタリととまったのです。
 
 直径3メートル前後の滝つぼにはいりひしゃくをひろって滝つぼから出て、ひしゃくを置き、金剛杖をもった途端、また勢いよく滝の水が落ちてきて、何事もなかったようにもとの滝にもどりました。

 同伴した友人の本郷登美恵さんは、最初から最後までみていましたし、同じバスの四、五人も滝がとまった瞬間をみていたそうです。
 その後、一日の日程をおえてホテルに着きましたが、お茶の一口、パンのひとかけ口にいれても、お腹はいたく、吐くようなむかつきもありましたが(実の所、痛さは限界に近く、足摺岬のホテルだったので救急車を呼んでいただこうかと思うほどでした。)夕食をこわごわ食べた後から次第になおっていきました。

 不動明王さまの計り知れない偉大な力と慈悲の心や、観音さま、薬師如来さまほか目に見えないお力で幸せなオーラにつつまれていることを感じる出来事であり、感謝の気持でいっぱいです。

 後に、知人がこの話を調べにいかれました。滝の上の貯水量によって止まる事もあるようです。偶然もまた必然であり、私にとっては奇跡の体験とさせていただきました。