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今月読んだ本 |  佐藤史生先生の訃報 |  もう一度読みたい漫画

今月読んだ本 2011.10.31
今邑彩
「よもつひらさか」
上橋菜穂子
「虚空の旅人」
京極夏彦
「姑獲鳥の夏」
久石ケイ
「ハウスメイド」「ため息の数だけ…」
坂田靖子
「芋の葉に聴いた咄」
佐藤史生
「夢見る惑星」「心臓のない巨人」「天界の城」「金星樹」
清水ちなみ
「禿頭考」「OL委員会秘宝館・ワニの交尾編」
デボラ・シモンズ
「黒い豹」
西谷祥子
「日の輪月の輪」
武良布枝
「ゲゲゲの女房」

佐藤史生先生の訃報 2011.10.11

先月「獣の奏者」を読んだ際に、エリンが王獣に乗って飛ぶシーンから佐藤史生先生の「夢の惑星」を思い出し、久々に読み返しました。佐藤先生の世界観と壮大なファンタジーが好きで愛読していたんだけど、彼女は寡作で中々新作が出ません。私が少女漫画から遠ざかっていたためもあるかなぁと思い、ググってみたら、昨春亡くなられていたことがわかりました。全然知らなかった。友人だった坂田靖子先生のHPで訃報があったそうです。享年59歳だそうです。遅ればせながら、佐藤先生のご冥福をお祈りいたします。

もう彼女の新作を読めないのが残念で、未入手だった「天界の城」「金星樹」をアマゾンの中古本で入手しました。今、彼女独特の世界観を噛みしめながら、ゆっくり読んでいます。


もう一度読みたい漫画 2011.10.04

ずーっと頭の片隅にあって忘れられない漫画があります。それは、西谷祥子先生の「まじめに愛して!」(タイトルをずっと「やさしく愛して」だったと記憶してましたが、作品リストによると「まじめに〜」が正しいタイトルだった模様)

たぶん小中学生の頃に読んだ作品なのでストーリーも登場人物もうろ覚えですが、外国モノで、主人公のミミがお針子の見習い中にミスしてミシンで手を縫ってしまったシーンが強烈で忘れられません。ハーレクインロマンスのような、艱難辛苦の後にハッピーエンドが待っている展開もステキでした。コミックスは当然絶版で、古本屋で探しても見つかりません。ああ、もう一度読みたい。

なんで突然こんな記事を書いたかというと、青空文庫を見ていて、いずれは著作権の切れた漫画も登録される時代がくるのかなぁ、でも絶版になった漫画は無理だろうなぁ、と思ったことから、久々にこの漫画のことを思い出したのでした。ちゃんと購入するから、書籍として再版してほしいよぅ。西谷祥子先生の漫画文庫って4冊で終わっちゃって、続きが出てこないんだもん。くすん。


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