ある日の出来事(その89)




<先日…>

 近所のスーパーに設置されている某銀行のCDに用があったので、徒歩1分以内という近距離でありながら
特に意味もなく車で行った時のお話です。


車を降りて、ちょっと歩き出した時・・・



「ちょっと、、お兄ちゃん」と言うおっさん(笑)の声が聞こえてきました。


パッと振り向くと、逸般人風の40前後のおっさんでした。
見覚えが無いし、おっさんだったのでそのまま無視して歩こうとしたら、おっさんが慌てて呼び止めます。
正直、自分の車の近くに居られるのが、かなりイヤだったのでとって引き返したところ・・・



「この車、兄ちゃんの車?」

「無限仕様にしてるのコレ?」



などと話しかけてきます。
ぱっと見た感じ、車好きというよりアッチ系の人ぽい…。 (893という意味ではないw)
醸し出してる雰囲気ってヤツがねなんか独特…。

風貌からして、変だった。
ジャケットに、サングラスまではOKだ。
でもな、初対面なのにフレンドリー&前歯が数本無いヤツってのは、いただけないな。
しかも、乗ってるのが結構古い型のカ○ーラってのは…。 (^^;
まぁ、可愛い子ならともかく、こんなおっさんに話しかけられると、迷惑以外の何者でも無い。



すぐに、車を話題に別の用件を出すヤツだろうな。と思ってたら案の定、



おっさん「お兄ちゃんさぁ、○○って店知ってる?」

アデュー「いえ、知りません。」

おっさん「○○にある構えてるんだけど、お兄ちゃん真面目そうだからピンサ○とか、
                                     デリ○ルとか利用しないかな?」



( ´−`) 。oO(おいおい、アホかコイツ。そんなのに利用する金があったらアリス買ってるよ)
…なんて事、思ったわけではありませんが、



アデュー「しないですね。(きっぱり)」

おっさん「市内に比べると、ここら辺安くてさ近くに倉庫借りてるのよ。
       そこで、今度店に出す商品を置いてるんだけど、ちょっと今持っててさ…見て欲しいのよ。」



( ´−`) 。oO(わざわざこんなトコまで来て倉庫借りずに、通販でもして捌け)
…なんて事、思ったわけではありませんが、



アデュー「いや、いい。(即答)」

おっさん「まぁ、そんな事言わずに、真面目なお兄ちゃんには要らない物だろうけど、見てよ。」



( ´−`) 。oO(聞けよ、人の話)
…なんて事、思ってましたが、



アデュー「はぁ…・」

おっさん「ここじゃ、ちょっとなんだからコッチへ…」



・・・と、車の陰に誘ってきます。
ココで、白い粉とか出てきたらネタ的に美味しかったのですが…。(笑)
見せられた紙袋の中身は、エ○ビデオ。


( ´−`) 。oO(表か裏か知らねーが、セルDVDが当たり前のご時世にビデオかよ)
…と思いつつ、



アデュー「そんなの買う金無い。」

おっさん「自分、コレ売って銭稼いでるのよ。売れないと飯も食えないのよ。
       今日もまだ、朝飯食ってないから、乞食でも救うと思って買ってくれない?」



ちなみに、時間帯は昼。そのとき私も、朝飯を食べてなかった。

( ´−`) 。oO(まともな商売で金を稼げよ…。)

大体、金があってもおっさんなんぞ救おうなんて、微塵も思わんね!!(爆)



アデュー「そんなの買う金は無い。」

おっさん「これ、1〜2万するけど、そんなに貰おうなんて思ってないから…。」



( ´−`) 。oO(こっちも、そんな金を出してやるつもり全くねーがな。)
…と思っていたので、



アデュー「フッ、……足りてるからイラネ。」 ┐(´ー`)┌



・・・と、冷ややかな眼差しで断ってやりました。(笑)
なんか、こっちが拍子抜けするほどあっさり、おっさんは引きました。


私が、真面目で紳士かつ硬派なのは周知の事実だが、赤の他人の
おっさんにも、私の纏(まと)う硬派な雰囲気で察する事ができるようだな。(ぉ






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