ある日の出来事(その5) 



ある日、デスクワークに勤(いそ)しんでると香ばしいコーヒーの香りがしました。

一体、誰が煎れてくれたんだろう?と辺りを見渡すと、

裏山が火事でした(爆)



・・・先日、山火事を間近で体験しました。

それは、私が宿直の日の午後の出来事です。
その日、私は中央監視室なる部屋で機器点検の清書を1人でしてました。
ふと、窓から外を覗くと灰がパラパラと舞っていたので、「誰か変なもの燃やしているな・・・」と
思いつつも作業を続行していました。

それから、10〜20分後・・・

急に、窓からの光がさえぎられ、室内が暗くなりました。
「な、何事っ!?」と窓を開けて外を見渡すと、
一面に煙と灰が降り注いでた。
半ば呆然と見ていると、視界の端にどこかで見た事のある車が数台通過していき、
乗ってた人が走って戻っていくではありませんか。

「・・・勤務時間中に何故、上司達がマイカーを?」
その疑問は間もなく解けた。

バチバチバチッと凄い轟音がしてきたので、別の窓から裏手の山を見ると炎が・・・
「あ〜なるほど、火事か」と納得して数秒。

「あっ、デジカメ持ってくるの忘れてた!」
スクープを撮り逃した事を後悔してから数秒。

点になっていた、疑問が解明された。

・予想以上に降り注いでいる灰
・太陽光が遮られるほどのスゴイ煙
・勤務時間中にも関わらず車を移動していた上司達
・どうやら裏山が火事らしく、駐車場が大変な事に?


「・・・・・・」


あーっ!俺の車!!!

急いで、駐車場に向った私が見た物は、消火活動に忙しい上司達と
駐車場のすぐ近くで燃え盛っている炎と、煙に燻(いぶ)され続けている愛車らしきシルエット・・・。
駐車場一帯は、物凄い熱と煙で近寄るのも困難なほどになっていた。

「うわぁー、タイヤがーっ、エアロが溶けるーっっ!!」
思わず、叫びながら走って車に駆け寄って、急いで現場から移動。
もう、その日は電話の応対等で忙しかった。

ちなみに、後日撮った写真。





             <駐車場付近>

   真っ黒け

山全体が、燃えつきとります。






          <駐車場からの視点>

   スゲーだろ?

燃えてたときはスゴカッタ。
コレが本当のファイアーウォールか?って感じ。






                <火元>

   プレハブが潰れてる…

ココが火元です。プレハブ小屋の脇で廃材を燃やしてたのが、小屋に引火して
山に燃え移ったらしいです。


後日、このプレハブ跡から白骨死体が発見されました。
死後2〜10年で、性別不明だって。
どうりで翌日、黄色いテープが張ってあって、警察がいるはずです。




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