元山空索敵機が英艦隊を捉えたのは12月10日午前11時45分でした。それから約1時間後、美幌空白井中隊の陸攻8機が高度三千メートルから『レパルス』に対し水平爆撃を開始。(250キロ爆弾1発命中)攻撃の2番手は元山空の雷撃隊が平均高度30メートルから魚雷を発射、2本が『プリンス・オブ・ウェールズ』に命中しました。敵艦隊は20ノットで右に左に回避運動をとっているのが写真から解かるでしょうか。写真の上に位置しているのが『ウェールズ』で、右横腹から白煙を揚げています。下方の『レパルス』も水平爆撃を受けて付近に水柱が見えます。1・2発は命中しているでしょう。(写真1番下参照)
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英艦隊攻撃に向かう九六式陸上攻撃機。戦艦先進国のイギリスは、日本の航空隊には撃沈出来ないと考えていました。戦艦『大和』『武蔵』に使われる、超ド級戦艦のド級とはイギリスの戦艦『ドレッドノート』に由来しています。そんな事から、絶対の自信を持って送り出した新鋭艦が、日本の航空機に撃沈されようとは思ってもみなかったのです。
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南方攻略作戦の初期作戦、比島在米軍の攻撃に日本軍台湾基地から渡洋爆撃進撃中の鹿屋空所属 一式陸上攻撃機。初日の攻撃は、米飛行場クラーク基地の航空機80パーセントを破壊する大戦果でした。
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